
雌阿寒岳の麓にある温泉といえばやっぱり“野中温泉”だと思うのです。
雌阿寒岳の麓にある温泉は3つ。
“野中温泉別館”と“野中温泉ユースホステル”と“景福”です。
ユースは現在日帰り入浴だけの営業、景福は冬季は休業です。
実はほかの2施設に私は行ったことがありません。
野中温泉別館がお気に入りすぎてまったく行ってみる気になれないからです。
たいていは雌阿寒登山のあとに入るので泊まったことはないのですが、
日帰り入浴350円。
内湯がひとつ、露天風呂がひとつ。
真水のシャワーなどもなく、
温泉水がそのまま流れています。
匂いの強い硫黄泉です。
シャンプーやボディソープなどの備え付けのものはありません。
ドライヤーもありません。
ただ硫黄泉が加温加水なしで溢れています。
本物の温泉、正しい温泉だと私は思います。
古い造りの建物ですが、掃除が行届いているので清潔です。
新しい施設がキレイに見えるのは当たり前です。
古いのにキレイ。
これはひとえに野中さんの丁寧な仕事ぶりの賜物だと思います。
裏は雌阿寒の麓なので、
すぐそばに針葉樹の森が広がっています。
深い緑の針葉樹と、
真っ青な空と、
ちょうどよい湯加減の温泉と。
家についてもいつまでも硫黄の香りがして、
楽しかった1日をいつまでも感じながら眠りにつけます。
今時のお世話されすぎな施設とは違いますので、
そういうのを好む方は阿寒湖畔のホテルがよろしいでしょう。
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